以下、広島集会の当日のスケジュールです。
2023年8月6日(日)
7時~ 元安橋前ビラ撒き情宣
9時半~ デモ 旧市民球場跡地集合
13時~ 加納実紀代資料室見学
14時半~ 8.6ヒロシマ集会(東区民センター)
主催 8.6ヒロシマ集会実行委員会
連絡先 free_workers_federation@riseup.net
以下は、当日に配布するビラです。上記スケジュールの通り、早朝から配布するので、手伝うことができる方は、ご参集ください。--------------------------------------------------------------------------------------------
岸田やめろ!軍拡やめろ!増税やめろ!来るな!
先日のG7首脳サミットは予想どおり『ヒロシマの思い』とは大きくかけ離れたものでした。岸田首相は5月21日の記者会見で『核兵器を使わない、核兵器で脅さない。人類の存続に関する根源的な命題を今こそ問わなければならない』と発言。しかし、その一方でバイデンは岩国基地に降り立ち、平和公園に核のボタンを持参し、5月20日、佐世保港に米軍の原子力空母ニミッツを入港させる無限軌道ぶりでした。『広島出身』の岸田首相──実は東京都出身の東京育ち!夏休みと冬休みに田舎の広島のおじいちゃん家に行くだけ!──に連れられてG7の首脳たちはこぞって平和資料館に行き被爆者とも会いました。広島の夏を彩るキョウチクトウをサミット警備の名目で刈り取っておきながら平和公園に『平和の願い』をこめて植樹もしましたね。なるほどG7の首脳たちは『ヒロシマのような悲劇は二度と起こしてはならない。あやまちはくり返してはならない』と思ったことでしょう。岸田首相は記者会見で平和公園を設計した故丹下健三の思いを紹介し『平和と繁栄を守り抜く決意を発信する上で広島の地ほどふさわしい場所はない』と発言しましたが、この発言に嘘、偽りは全くないと言ってもいいでしょう。なぜなら、G7の首脳たちと『平和と繁栄を守り抜く』ためには核兵器を持つことも辞さない、核抑止力の肯定を共有化したのですから。サミットに来た核保有国のどこか1国でも『核兵器を持つのはもうやめる!』とでも言いましたか。そんな話はありませんよね!平和公園も原爆ドームも被爆者の語り部もそして今日の平和記念式典での一切が『平和と繁栄を守り抜く』に落ちてしまうのですから。
すでに何度も言い尽くされてきたように、戦後の広島は『国際平和都市』であると同時に東西冷戦の最前線でもありました。比治山にあった『ABCC』今の『放射線影響研究所』では被爆者の膨大なデーターを集めてワシントンに送っていたわけですよね。そして広島市周辺にははやいところで呉基地、海田の陸上自衛隊、拡張を続ける岩国基地、その他、江田島の秋月弾薬厰、呉の広弾薬厰、東広島の川上弾薬厰、この3カ所の弾薬厰は東アジア最大規模です。川上弾薬厰のすぐ横をJR線が走っていますが、こんな危険な状態がなぜ問題にならないのでしょうか。そしてG7サミットではゼレンスキーの電撃参加によりウクライナとのさらなる国際連帯をうち固め、ロシア、中国との対決姿勢をより鮮明にしましたが、まさに戦争会議ではありませんか。これでもまだこの広島は『国際平和都市』ですか!つまるところ『広島は戦争になることを望んではいないが結局は戦争になることを望んではいる街』であり、『広島は戦争になることを望んではいるが結局は戦争になることを望んではいない街』と言ってもかごんではないでしょう。そして『平和憲法9条』を持っ私たちは、まさか本当に戦争になるなどとは思ってもいません。そうですよね。もしかりに戦争になったとしてもそんな最悪なことにはならないだろうと思ってますよね。そうですよね──フクイチの原発だってまさか本当にあんな大事故を起こすとは考えていなかったし、街はいつも通り動いていた──今、現に対中国を睨んで南西諸島に自衛隊が配備され、今年の1月米海兵隊は離島防衛を口実にした2000人規模の『海兵沿岸連隊』(MLR)を創設しましたが、私たちのこの『日常』はいつも通り『平和』です。この『平和』と呉基地や岩国基地や南西諸島の軍事拠点化が地続きであるとは思いもしませんよね。こうして私たちは会社であっても学校であっても電車の中であっても〈みんな〉と同じようなことを〈みんな〉と同じように〈みんな〉といっしょにやる。多少気に入らなくてもとりあえず右ならえしておく。これがいつもの『平和な日常』ですよね。いちいち事を荒立て波風を立てるソッポ向いたりヘソ曲げる者がどれだけ面倒くさいか。たぶん(あの頃の戦争中だって!)今、私たちが戦争に巻き込まれるとすればなんとなくこんな感じじゃないでしょうか。だとすれば私たちは岸田首相のアピールを〈みんな〉と同じように〈みんな〉といっしょにきいて『平和の尊さ』を実感している場合ではないでしょう!
まず何よりも岸田首相自身が親族を原爆で殺された当事者ではありませんか。にもかかわらず、いや、だからこそと言うべきか、被爆者たちの思いにことごとく背を向ける。それが宰相としてあるべき姿なのだと言われれば返す言葉はありませんが、そのふるまいはあまりにも道化じみていませんか。本音とタテマエを使い分けて核の抑止力については言う分とも核を廃絶するなどそんな気はサラサラないことは明らかではありませんか!すべては岸田首相自身のステイタスをあげるための政治的パフォーマンスでしかありません。原爆による死者は岸田首相の政治的パフォーマンスのために死んだわけではありません!時をもどそう!