2022年4月17日日曜日

戦争とロシアのプロパガンダについてのウクライナのアナーキストに対するインタビュー('Interview with a Ukrainian anarchist about the war and Russian propaganda' .Translated in Japanese from the Website Aftoleksi)

以下のギリシャ語によるアナーキストのサイトに掲載された英文記事を訳出した。

'Interview with a Ukrainian anarchist about the war and Russian propaganda', https://www.aftoleksi.gr/2022/04/11/interview-with-an-ukranian-anarchist-on-war-and-propaganda/

[]内は、訳者による補足説明

2022年4月公表

Aftoleksi:本サイトでは、ポーランドの161グループのメンバーが連帯行動に対して実施したインタビューを以前ギリシア語で公表した。これ続き、今回、アフトレクシの編集チームは、キエフ在住のアナーキストにインタビューを実施した。このインタビューでは、クレムリンを支持する勢力によって侵略を正当化するために使われているいくつかの神話に焦点を当てた。 

まず自己紹介してくれませんか。どこに住んでいるのか、それから、あなたの政治的な活動や考えについて。 

どうも、デニスと呼んでください。キエフのアナーキストで、2007年からアナーキストでアクティヴィストです。そのときから、直接行動学生組合やキエフのアナーキスト・ブラック・クロスなど、いくつかの行動や組織に参加しています。今は、戦争報道を支援しています。実際に何が起きているのかを、世界中の同志たちに知ってもらえるからです。

ウクライナと東部地域のアナーキストやアウトノーメの運動は今はどうなっていますか。 

ウクライナのアナーキズム運動は2008年から2013年までの時期に急速に成長しましたが、マイダン革命の時期に、いろいろな問題に直面しました。マイダン革命は、肯定的な側面と否定的な側面という両面があります。あれは、一方で、政府内部に蔓延していた膨大な汚職と警察による暴力に対する抗議でした。しかしもう一方では、革命では資本主義が一切批判されず、しかも、極右の諸グループが革命を自分たちのために利用した結果、それ以前よりも彼らが支持を得るようになりました。このような革命に、どのように接近し、参加するとすれば、どういった参加をするのか、という問題について多くの議論がありました。ドンバスで戦争が始まると、アナーキズム運動の中で、戦争と帝国主義をめぐる論争がそれまで以上に激しさを増し、その結果、ほとんどすべての組織は、分裂するか、活動が低調になりました。

この2年間でアナーキズム運動は復活し始めています。しかし、現在の戦争によってすべてが一変しました。ロシアの侵攻に対する反帝国主義闘争を支援することを決意したアナーキストたちの一部は武装し、一部はほかの方法での支援に関わるようになりました。例えば、同志たちに軍装品を購入したり、難民を支援したり、人道支援物資を配布したり、といった活動です。私たちの同志の一人イゴール・ヴォロコフは(左の写真を参照)、武器を手にして自分が住む町であるハルキフを防衛する活動に加わりましたが、戦死しています。
ハルキフは東部の都市で、ロシア語話者が住民の多数を占めますが、ドンバスではありません。アナーキストたちはハリキフで極めて活発に活動していましたが、数としてはそれほど多くはありませんでした。 

現在のウクライナ政府と、ウクライナで活動するファシストの運動について教えてもらえませんか。政府内部と戦争で、ファシストはどのような役割を担っているのですか。 

ファシズム運動はマイダン革命以前は、一定の支持を獲得し、その後、さらに支持を拡大しましたが、ウクライナ全土にその影響力を行使できませんでした。その後、彼らに対する支持は年々低下していきました。

最後の選挙で極右政党は議会でたった1議席しか獲得することができず、2-3の都市で市長を選出することしかできませんでした。内務大臣のアルセン・アヴァコフは、極右グループが支持し、政治的に利用しましたが、アヴァコフは半年前に汚職と警察での暴力事件を理由に失職しています。街頭で行動するファシストたちはいくつかの異なるグループに分裂し、相互に対立しています。ファシストは、左翼やフェミニスト、LGBTQ+のイヴェントを時折襲撃していますが、2014年以来、彼らに対する支持は決定的に低下しています。

このテーマをもう少し広げて、アゾフ連隊とウクライナ政府との公式の関わりについて聞きたいのですが。

アゾフは独自の宣伝機関を持ち、そのおかげで、愛国主義にもとづきウクライナを防衛している、ナショナリストであるがナチスではない、という自己のイメージを描くことにかなり成功してきました。彼らのナチズムに対する批判は、ロシアのプロパガンダとして退けられています。そのため、ウクライナ人の多くは、アゾフをナチスとは思っていません。多分政府は、彼らを解散させることで、国民世論から何か批判されると考えていると思います。しかも、かつて政府内には、アゾフのロビイストたちがいたのです。しかし数年前、彼らは皆失職しています。しかもこの8年間でドンバスの戦争で事態が進展し、戦闘が継続する中で、有力な戦闘部隊を解散することが難しくなりました。現在、アゾフは約1000名程度ですが、ウクライナ軍は30万以上の兵力です[軍事組織としては極めて少数であるということであろう]。

加えて、ロシアには、「ルーシチ」という独自のナチ戦闘部隊がいます。・・・彼らはロシア政府から公式には認められていませんが、ドネツク人民共和国の兵力の一部です。彼らはスラヴのハーケンクロイツを使用し、ロシア政府から重火器を支給されています(左:ロシアのネオナチ部隊ルーシチのシンボルマーク)。

現在、プーチン支持者のプロパガンダの中では、侵攻の主たる理由がロシア語話者を「保護」することにあるとされていますが、この主張はどこまでが真実なのでしょうか。そのようなエスニック・マイノリティが存在するということはできますか。

それは不正確です。というのも、ウクライナ人のほとんどはバイリンガルだからです。ロシア語もウクライナ語も話せるのです。ロシアは常にウクライナでロシア語を第二言語にさせようとしてきましたが、ウクライナ人はこれに対してずっと抵抗してきました。2014年から、ウクライナではロシア語使用に対するいくつかの規制が始まりました。ウクライナへのロシア語書籍の輸入規制、ラジオで放送される歌の4分の一をウクライナ語の歌にすること、そして、政府官僚は執務中ウクライナ語だけを使う、といった規制で、この官僚と同じ規則が商店の店員にも適応されました。この政策を政府は「柔らかなウクライナ化」と呼びました。このような規制に対する不平が一部から起きましたが、戦争を始める理由になるようなものではありません。現在、ロシア軍による爆撃がおこなわれているのはロシア語話者が多数住む諸都市であり、戦争による被害をもっとも受けています。「ロシア語話者を保護する」ための侵攻を通じて、プーチンは、ウクライナ語話者を殺害するよりもロシア語話者のほうを迅速に殺害しているわけです・・・・

全体としていえることは、まず、ウクライナに住むロシア系住民はウクライナのパスポートを所持している、そして彼らの多くが流ちょうなウクライナ語を話すということ、そして外見からもウクライナ人と見分けがつかない、ということです。したがって、誰がロシア系で誰がウクライナ系であるか、ということは、本人に聞いてみないとわからないのです。多くの人々の出自は、片親がロシア人、片親がウクライナ人といった、複雑なものです。私はそういった人たちに対する差別というものをキエフで目撃したことはありません。見たとすれば、ナショナリストによるインターネット上での書き込みぐらいです。

ロシアはドンバス地域で「民族浄化」と「ジェノサイド」が起きたとずっと主張してきていますが、この主張は信頼できるものなのでしょうか。これは、プーチンの侵略を支持する人々による主張の中でも主要なもののひとつです。アナーキズム運動に加わっている人たちから、この主張についてコメントをもらえれば、とおもいます。

 ドンバスでの戦争では、極めて激しい砲撃がありました。対峙する両軍ともに敵の陣地を破壊するために多数の火砲を使用しました。都市の内部で戦闘が始まると、砲撃が一般の住宅を破壊し、市民を殺害しました。しかし、この破壊は、現在、ロシア軍が都市の8割の建物を破壊しているマリウポルで起きているような、計画されたものではありませんでした。また、政治的な弾圧もありませんでした。ドネツクとルハンスカ「人民共和国」の独立ために実施された住民投票に参加し、ウクライナ警察に逮捕されたほとんどの人は、法に基づけば3年から15年の実刑になるところが、保護観察処分になっています。

ここでデニスの同志の一人が次のように語った。そのような主張に対しては、3つの点から反論できます。一つ目は、「民族浄化」と「ジェノサイド」という言葉の定義を念頭に置いた上で、どのエスニック・グループが被害を受け、どれぐらいの人々がどのようにして「浄化」されたのかという点です。これは事実によって明らかです[そのようなことはなかった、という見解であろう]。2点目は、2014年から2022年2月24日までの死者数と(どれぐらいの市民が占領地域で死亡し、どれぐらいのウクライナ人兵士が「沈黙の部隊」であるにもかかわらず死亡しているか[この箇所は、ドンバスなどでの8年間の死者数に言及していると思われる])、今月[2022年3月]の死亡数の比較をすることで、明らかになる事実です[8年間の死者の数は、現在の戦争での1ヶ月ほどの死者数に比べれば極めてわずかである、と言いたいのであろう]。3点目は、誰を信じるのか、という問題です。草の根の活動家と革命的な人々を信じるのか、ロシアの特殊部隊(ロシア連邦保安庁=FSBのことですが)やロシアの官僚や政治家を信じるのか、ということです[「民族浄化」「ジェノサイド]といったウクライナに対する批判はすべてロシア側から行われているが、それは信用できない、ということであろう]。

いわゆるドンバスの「人民共和国」の分離独立派について教えてくれませんか。彼らについてはどのようにお考えでしょうか。彼らはロシア領になることを目指しているだけでしょうか。「人民共和国」を代表する政治的なシステムとは何でしょうか。ウクライナのアナーキズム的な運動は、これらの共和国を支持しているのでしょうか。ヨーロッパの権威主義的左翼は、右翼的傾向を持つ諸勢力と同様に、同地域について多数の宣伝を行っています。しかし私たちが現地の人々から聞いてきたのはそれとは違う話です。

ドンバスはウクライナにおける炭鉱地帯で、ドネツクとルハンスク(ルガンスク)という二つの州から構成されています。1991年にウクライナがソ連からの独立を行うための住民投票を実施したときに、ドンバスとクリミアの住民を含め、多数の人々が独立に賛成票を投じました。しかしながら、これらの地域は、主たる資源である石炭の枯渇によって、経済的停滞に直面することになります。他方、これらの地域は依然として、ウクライナにおけるもっとも人口が集中した地域の一つであり続けました。政治家たちは、これを自分たちの権力のために利用しました。彼らはこの不満を持つ住民たちから票を獲得するために、キエフの権力者たちが彼らから資源を盗み、ウクライナ西部に住むナショナリストたちは、彼ら東部の住民を憎悪している、という話を広めたのです。

 このようなプロパガンダの結果、マイダン革命以降、分離主義的な傾向が高まりました。同地での軍事的な紛争は、ロシア国家保安庁のメンバーだった連中と、イゴール・ストレルコフ(もしくはグリキン)(左写真を参照:一番右側に立つ人物。彼が組織した「ロシア正教軍」のメンバーとともに)によって引き起こされました。ストレルコフは、武装民兵グループを組織し、ドンバスの町スロヴァイアンスクを掌握しました。その後、地域の分離主義者とロシア人市民からなる同様のグループが複数結成され、2014年9月、ロシアの常備軍が攻撃を開始し、ウクライナ軍を撤退させました。2016年にミンスク合意が採択され、数年間の停戦を実現させることで、ようやく双方の憎悪が収まっていきました。

しかし、二つの自称「人民共和国」は、独立していたとはいえない状態でした。ミンスク合意に不服を示さなかった分離派の指導者たちは、奇妙な状況で殺害されていきました。その多くが、FSB(ロシア連邦保安庁)によるものだったと思います。これら自称「共和国」は繰り返し、ロシアへの編入をロシアに対して打診していました。プーチンがこれら「共和国」を独立国家であると認めたのは、侵攻の二日前のことでした。これにより、プーチンは、二つの共和国を、ウクライナに対する統制のために利用としたいと考えていることがわかりました。彼は「共和国」に対して、ウクライナ政府による多数の決定に対して拒否権を行使することを要求していたからです。結局、ウクライナ政府が繰り返しロシアへの編入要求を拒否したことが開戦事由になったのですが。 

これら共和国を支持しているアナーキストは一人もいません。これら共和国は、ロシア軍によって直接統治され、表現の自由が認められず、ロシア・ナショナリズムとソヴィエトへのノスタルジアの入り交じったイデオロギーが掲げられています。他方、命が危険にさらされるため、ルハンスクとドネツクからウクライナへ逃げねばならないアナーキストたちがいました。現在、分離主義者による政府は、自らが統治する領域において、18-70歳(!)までのすべての男性に対して軍に加わるように求め、何ら適切な訓練を受けさせないまま、ロシアの職業軍人が戦うよりもさらに前線に投入し、そこからウクライナ軍に対して攻撃するように強制しています。ドンバスを守りたい、というその主張にもかかわらず、プーチンは、一部のドンバス住民をロシア軍による砲撃の餌食にしています。他方、ドンバスのウクライナが統治する地域では、数千の市民を殺しています。

2014年から21年まで、これら「共和国」に関しては、アナーキストたちの間では、全力でそれらの地域に平和をもたらす、あるいは、これらの地域の住民を、ロシアの帝国主義政策の道具と見なす、というふたつの見解があり、これらの地域に関してアナーキストたちの間で見られた唯一の違いでした。戦争が始まった後、二つ目の見解が正しいということが明らかになりました。結局、2016年以降の停戦は、より大規模な戦争の原因になったに過ぎなかったわけです。 

最近ウクライナで実施された、いくつかの政党に対する活動禁止措置についてはどう思いますか。

2015年に施行された「非共産化」法は、ソ連時代に共産党が使ったハンマーと鎌のシンボルの使用を禁じたものでした。その結果、ウクライナ共産党は、政党名とシンボルを変更しましたが、その活動は続いています。

全面戦争が始まって以来、ウクライナ政府は、親ロシア的活動を行うと考えられた10政党の活動を一時的に禁じました。その多くが、地方選挙で支持を得ることを目的とする極めて小さなグループであり、積極的に活動する人々によるものではありませんでした。このように一時的な活動停止処分を受けた政党のうち、ウクライナ社会党だけは、唯一実際に活動していた政党でした。ウクライナ社会党は、1991年から2004年まで影響力を持っていましたが、しかし次第に影響力と議席を失っていきました。しかもイリヤ・キーヴァという、うさんくさい政治家によって乗っ取られてしまいました。2014-15年の間、キーヴァは右派勢力に加わり、2016-2017年までは、警察の麻薬取り締まり部門のトップの座にいて、麻薬を使用した人々を厳罰に処すと主張していました。2017年、彼は突如、自らが社会主義者であると宣言し、それ以前、かつて一度たりとも加わっていなかった社会党の党首となりました。それ以降、ウクライナ社会党独自の政治活動がなくなり、党はキーヴァのいかがわしい政治活動の道具に成り下がったのです。

どうもありがとうございました。くれぐれも気をつけて。

ペーター・ノヴァク「”我々がいずれかの国家の側に立つ、などということはあり得ない”―ロシアとウクライナのアナーキストたち」(翻訳)Translated from Peter Nowak, '"Wir werden uns niemals auf die Seite eines Staattes stellen" Anarchist*innen in Russland und in der Ukraine'

 ペーター・ノヴァク「”我々がいずれかの国家の側に立つ、などということはあり得ない”―ロシアとウクライナのアナーキストたち」

アナーキズム運動内において、現在の戦争への態度は様々である。ペーター・ノヴァクは、この『草の根革命』紙に寄稿した記事の中で、そのなかのいくつかの見解を取り上げ、ロシアとウクライナのアナーキストたちのあいだで、部分的には対立する立場がある、という状況を明らかにしている。

 ロシアにおけるアナーキストたちにとってロシア軍の侵攻によって戦争がエスカレーションすることそのものは、驚くべきことでも何でもなかった。そもそも、政府に対するいかなる反対勢力も弾圧する、そのような抑圧的な資本主義体制に対して、ロシアのアナーキストたちは何年にもわたり戦ってきたのである。
 当然、アナーキストたちはこのような体制の中でもっとも弾圧を受けてきた。戦争開始とともに、弾圧はさらに厳しさを増した。これは、戦争に反対する旨のプラカードを掲げたという理由で逮捕されている人々の写真を見ればわかることである。もちろん、彼らの行動は偉大な市民的勇気から生まれたものである。
 ウクライナに対する侵攻後、法改正によりさらに厳罰化が進んだが、アナーキストによる様々なグループは抗議行動とデモを呼びかけた。
 モスクワのアナーキストのグループのなかで、長年にわたり活動してきたグループの一つ「フード・ノット・ボムズ」は、開戦と同時に、その宣言文の中で自身の見解を、次のように表明している。
 「我々が、どちらかの国家の側に立つ、などということはあり得ない、我々の旗の色は黒なのである。我々はいかなる国境に対しても、インチキ大統領連中に対しても敵対する。我々は戦争に反対し、市民の殺害に反対する」。この宣言文の中で彼らは、戦争開始とともにロシア国外に対して隠蔽されてしまった階級の分断についても言及している。「食事もできず住む場所もない人々がいる。それは資源が不足しているからではない、資源の配分が不公正だからである。だから、無数の豪邸を所有している連中がいる一方で、あばら屋にさえ住むことができない人々がいるのだ」。

ウクライナにおけるアナーキストたちの間の分断
 ウクライナでもアナーキズム運動は弾圧を受けてきた。しかしながら、ロシアやベラルーシほどではなかった。これらの国々で迫害を受けてきたアナーキズム的な思想を支持する人々は、ウクライナに逃れて亡命生活を送っている。加えて、アナーキズム的な傾向を持つ運動は、過去数年間で多様になってきた。
 Crimethincネットワークの分析によれば、すでに2014年には、マイダン抗議行動に際しての態度をめぐる議論が起きている。一部のアナーキストは、この行動に参加し、アナーキズム的な要素を付け加えようとしていたが、それに反対する人々もいた。抗議行動で活動的だった右翼の諸グループとともに抗議することを望まなかったからである。もちろん、抗議行動に参加した人々の中で、右翼は一握りの少数派に過ぎなかった。しかしながらこれに参加することを拒否したアナーキストたちは、マイダン事件にナショナリスティックな雰囲気があると考え、自分たちが、同じ場所でアジテーションを行うことは困難である、と判断したのである。

 このようにしてアナーキズム運動内部に生まれた分断は、それに続く数年間、修復されることはなかった。Crimethinkネットワークによれば、ロシアから来たアナーキストによる少人数のグループは、右翼たちの抗議行動に加わった。その理由は、彼らこそが、唯一の闘争の構造を発展させたからだ、というものであった。ウルトラ・ナショナリストの傾向がある右翼セクションは、2014年のマイダン事件の経過の中で形成され、国家機構と密接な関係を持ち、諸外国の極右勢力と連携した。
 他方、東ウクライナで活動するアナーキストによる少人数のグループもまた、いわゆる人民共和国に加わった。これはロシア国家に支援され、少なくとも当初は、東ウクライナ住民からも支持を得たものである。

「我々の住む街区の防衛の問題だ」
 ロシアの侵攻はウクライナのアナーキストにとっても転換点だった。それ以外の多くの人々と同様、3月初旬、ドイツに来たキエフの女性のアナーキストは、ベルリンのアウトノーメによる拠点で開催された集会で、ウクライナでは、今や問題は生きるか死ぬかであり、理論的な議論などしている場合ではない、と強調した。「我々は今、ウクライナに住む多くの人々とともに、私たちの住む町と街区を守らなければならないのだ」と彼女は強調し、さらに次のように述べた。国家の勝利のために献身することや、これ以上NATOを批判しない、といった立場をとることなどできない、と、このような先鋭化した戦争状態においてさえアナーキズム的な見解を持つ人々が強調するのであれば、それに対しては、次のように答えよう。そういった立場にウクライナのアナーキストは関心がないのだ、と。私たちにとって今重要なのは、侵略者に対して戦うことであり、彼らを撃退することなのである。ウクライナで徴兵忌避を広く呼びかける行動を支持する、という考え方に対しては、次のように反論しよう。実際には、ウクライナでは、多くの義勇兵が存在する、しかし、強制的にロシア軍との戦いに送り込まれる人などいてはならない、と。ただし、現実には、戦闘に向かわせるために、18歳以上の男性がウクライナから出国することがウクライナ政府によって禁じられている、という問題もある。
 ウクライナ危機に関しては、他の左翼運動内部での議論でも、侵略者に対する非暴力の抵抗という考え方は議論の対象になっていない。ウクライナのジャーナリストのアナスタシア・ティホミローヴァは、ドイツの雑誌『ジャングル・ワールド』に次のように書いている。シュトゥットゥガルトの左派運動「解放と平和」はインタビューの中で、ロシア軍がウクライナに砲撃を行っているときに「平和主義的なアドヴァイス」を行うことに反対の意を表明し、むしろ、NATOによる攻撃を支持した、と。ここからわかるのは、反権威主義的な左派の間でも、非暴力が、侵略者に対する無防備と降伏のことだ、と勘違いされている、という状況である。この問題を考える上で注目すべきは、ロシア軍に占領された都市の住民たちが、戦車の前で抗議行動を行い、戦車を取り囲み、一時的に中心部から撤退させた、といった、ここ数日の間に起きた出来事であろう。

*ドイツのアナーキズム紙『草の根革命』2022年4月(468)号、8頁掲載の記事より訳出。Translated from Peter Nowak, '"Wir werden uns niemals auf die Seite eines Staattes stellen" Anarchist*innen in Russland und in der Ukraine', in: Graswurzelrevolution, April 2022/ Nr.468, S.8.

2022年4月15日金曜日

中之島水上メーデー(2022年5月1日)について 日本列島メーデー史上初!? 

 大変お忙しいところ、ちょっと失礼しますね。どうぞそのままで。今年のメーデーのことでちょっとお話をさせてくださいね。わたしたち、ええそうです。いつも黒い旗を振り回しては騒々しいことばかり言ってるあの辺の者たちですが、実はこれにはいろいろと深いわけと事情があって、もう何と言っていいのか…。

 
 もう 2 年になりますが、わたしたちは一昨年と去年のメーデーで新型コロナの感染拡大でどうして医療が受けられないのかと討論会をしました。だってそうでしょう。身体の具合が悪いのに病院に行けないんですよ。そこでよく調べたら大阪市には保健所が一ヶ所しかないことがわかりました。そりゃムリですよ。何を思ってか雨がっぱいっぱい集めてるし…。
 
 さらに議論を深めたらそもそも感染症に対しては 19 世紀から机の下でお互いの足を蹴りながらでも国際的に対応することが確立されたこともわかりました。ウイルスや細菌に国境はありませんから。それな のに新型コロナの感染拡大が医学の問題ではなく政治やイデオロギーの問題にされ、医療従事者やコメンテーターがネットでバッシングを浴びたりカッターナイフが送りつけられることまで起きました。
 これは 19 世紀から積み重ねてきた国際的な感染症対策の枠組みが崩れたことを意味しているのではないでしょうか。

 そう考えたらロシアによるウクライナ侵攻もそうです。現代の国際的な政治体制が 19 世紀、本当は 15 世紀からですが、 1945 年の第二次世界大戦の終結とその『反省』のもとに成り立っている、国際連合ってそういうことですよね。その国連が全然動かない。国連の中心のアメリカとロシアが対立している状態ですから。
 
 先日、テレビである学者が「東西冷戦の時代が牧歌的にみえる」とコメントしてましたが、本当にそう思いますね。東西冷戦の頃、米英仏ソの首脳陣の集合写真でイギリスとフランスの首脳は和やかに談笑しているのにアメリカとソ連の首脳はどっちもフン!とそっぽ向いてたり、核戦争 5 秒前とか言ってはアメリカもソ連も核ミサイルの発射ボタンを押しまちがえては慌てて止める毎日でしたが、今回の戦争では原子力発電所に攻撃です。何でこんなことになるのでしょうか。
 
 戦争は人 殺しです。人ひとり殺せば殺人者ですが、『敵』と呼ぶ者を 100 人殺せば英雄です。こんなことは絶対まちがっています!わたしたちは人が生きることに対して心からの敬意と祝福を表してきました。生きることは良い!生きることに罪はない!わたしたちに戦争はいらない!わたしたちはここから 1 ミリたりとも動きません!このことを高く掲げた梵天のぼりは旗幟鮮明です!
 
 わたしたちはこれまで、多くの人々が、それはもう若者からおじいさん、おばあさんまで、ただ生きたい、それだけのことなのに、何も大きな自動車に乗りたいとか、タワマンに住みた いとか言ってるわけでもないのに、それさえも許されず貶められた人々や、仕事や家を失って這々の体で公園の隅にテントを張ったり、駅や商店街の隅で細々と生きることも許されず追い出された野宿者たちもみてきました。
 
 今、わたしたちの炊き出し活動に 82 、 3 のおじいさんが来ていますが、何で年金受給しているおじいさんがこんなことになっているのでしょうか。わたしたちから毎月むしり取っている社会保険料、消費税もそうですが、これらのお金はどこに行ってるのですか。ちゃんと使われているならこのおじいさんが野宿生活にならないでしょう。
 
 と言 うか、何でわたしたちからむしり取った年金運用でアメリカの軍事産業の株を買っているのでしょうか。これが国会で大して問題にならないんですよ!おかしいじゃないですか!国会議員は何をやっているんですか!

 這々の体と言うのなら若者たちもそうですよね。何十社、どうかすれば百社以上も就職活動をしなければならない。授業料を払うためにバイトに追われて勉強どころではないってどういうことですか!ちょっと待て!やっぱり何かまちがってますよ!なんで、こんなことになっているんですか!
 
 お忙しいところ、たいへん失礼しました。そ んなわけでわたしたちは 5 月 1 日のメーデーには大川にゴムボートを漕ぎ出して『中之島水上メーデー』をします! 93 回のメーデーで史上初の試みです たぶん 。生まれてきてよかった!生きててよかった!生きることに罪はない!すべての人の生に敬意と祝福を!
 戦争をする金があるならメシを食わせろ!
 見えますか。今夜は月がきれいですよ。

2022年3月19日土曜日

武蔵野五輪弾圧裁判に勝利しよう! 五輪有罪! バクチク無罪! 3・21関西支援連帯集会(転載)

 自由労働者連合ブログより転載

 2021年7月16日に東京都武蔵野市でおこなわれた五輪組織委員会主催の「聖火」セレモニーに対してバクチクを鳴らした黒岩大助さんが「威力業務妨害」で逮捕・起訴され、139 日間も勾留されました。
 私たちは 国威発揚とナショナリズムを動機とするオリンピックの原型とも言える ナチス・ドイツのベルリンオリンピック1936年に対する抵抗と対抗の闘いからオリンピックの本質を浮き彫りにするとともに、正当にも抗議した黒岩さんの無罪判決を勝ち取る為に、関西において支援連帯集会を開催します。 是非、ご参集ください。

【日時】2022年3月21日(月)13:30開場 14:00開始
【会場】大淀コミュニティーセンター・ホール
    資料代カンパ:800円


 


2022年2月26日土曜日

The statement of the Free Workers’ Federation: Stop the Hegemonic War! 自由労働者連合声明:覇権主義による戦争を阻止しよう!

 Stop the Hegemonic War!

The Free Workers’ Federation strongly condemns the military intervention by the Russian Federation and NATO in Ukraine. The Russian Federation should immediately withdraw its troops from the border and the Donbas region and the Crimean Peninsula. NATO should stop its expansionism.

Let Ukrainian and Russian-Ukrainian workers unite over nationalist divisions without being fooled by all nationalist propaganda of pro-Russian militants and nationalists such as the Ukrainian government. Stop the imperialist war of the Russian Federation and NATO member countries and their Ukrainian bourgeoisie forces.

The world’s workers will unite with the Ukrainian workers to stop the Hegemonic War!

覇権主義による戦争を阻止しよう!

自由労働者連合は、ウクライナへのロシア連邦およびNATOによる軍事介入を強く非難します。ロシア連邦は直ちにその軍隊を国境とドンバス地方およびクリミア半島から撤退させるべきです。NATOは自己の拡張主義を止めるべきです。

親ロシア派武装勢力やウクライナ政府などの国家主義者によるあらゆる民族主義的プロパガンダに惑わされることなく、ウクライナの労働者とロシア系ウクライナ人の労働者は民族主義的な分断を乗り越えて団結しよう。ロシア連邦およびNATO加盟諸国とそれに連なるウクライナブルジョワジー勢力の帝国主義による戦争を止めよう。

世界の労働者民衆はウクライナ労働者民衆と団結し、覇権主義による戦争を阻止しよう!

https://federaciodechifonproletoj.wordpress.com/2022/02/23/the-statement-of-the-free-workers-federation-stop-the-hegemonic-war%e3%80%80%e8%87%aa%e7%94%b1%e5%8a%b4%e5%83%8d%e8%80%85%e9%80%a3%e5%90%88%e5%a3%b0%e6%98%8e%ef%bc%9a%e8%a6%87%e6%a8%a9/

 

Ĉesu la Hegemonian Militon!

La Libera Laborista Federacio (Osaka, Japono) forte kondamnas la armean intervenon de la Rusa Federacio kaj NATO en Ukrainio. La Rusa Federacio tuj retiru siajn trupojn el la landlimo kaj la Donbasa regiono kaj la Krimea Duoninsulo. NATO devus ĉesigi sian ekspansiismon. Lasu ukrainajn kaj rus-ukrajnajn laboristojn unuiĝi super naciismaj dividoj sen esti trompita de ĉiu naciisma propagando de por-rusaj aktivuloj kaj naciistoj kiel la ukraina registaro. Ĉesigu la imperiisman militon de la Rusa Federacio kaj membrolandoj de NATO kaj iliaj ukrainaj burĝaj fortoj. La laboristoj de la mondo kuniĝos kun la ukrainaj laboristoj por ĉesigi la Hegemonian Militon!

(traduko farita de membroj de la CNT-AIT en Francio kaj Hispanio)


自由労働者連合声明:

覇権主義による戦争を阻止しよう!

  自由労働者連合は、ウクライナへのロシア連邦およびNATOによる軍事介入を強く非難します。ロシア連邦は直ちにその軍隊を国境とドンバス地方およびクリミア半島から撤退させるべきです。NATOは自己の拡張主義を止めるべきです。

 親ロシア派武装勢力やウクライナ政府などの国家主義者によるあらゆる民族主義的プロパガンダに惑わされることなく、ウクライナの労働者とロシア系ウクライナ人の労働者は民族主義的な分断を乗り越えて団結しよう。ロシア連邦およびNATO加盟諸国とそれに連なるウクライナブルジョワジー勢力の帝国主義による戦争を止めよう。

世界の労働者民衆はウクライナ労働者民衆と団結し、覇権主義による戦争を阻止しよう!

https://informabulteno.wordpress.com/2022/02/25/cesu-la-hegemonian-militon/?fbclid=IwAR2GxalRzC-ZFNB7Pgq7izxsBgUUlbd-dYrI4pcuCU6xAdohThiXbDT7IUo


2021年7月11日日曜日

今年の広島集会は中止します This Year's August 6th Anarchist Gathering in Hiroshima is cancelled

広島集会2021中止のお知らせ
 先日、広島集会実行委員会のメンバーの間で話しあった結果 、去年に引き続き、今年の広島集会も中止することになりました。
 同時に、来年の集会に向けて、1年がかりで準備をしていくことについて合意しました。今年の集会でも、敗戦直後の広島市内で、バラックを建て、生きていこうとした人々に焦点を当てる企画を考えていました。これから、来年に向けて、このテーマについて、さらに検討していきます。その参考書として、昨年に引き続き、西井麻里奈『広島 復興の戦後史-廃墟からの「声」と都市』(人文書院、2020年)を挙げておきます。

 なお、今年、2019年の広島集会の記録を作成し、関係者に配布しました。新宿のIrregular Rhythm Asylumに数部おいてありますが、もし、送付ご希望の方がいらっしゃれば、ご連絡ください。連絡先:joh.most@gmail.com

 来年こそ、8月6日は、広島でお目にかかりましょう。  


 






2021年5月15日土曜日

CNT-AITフランスの活動家有志による声明「グローバルな内戦に対抗するために、世界中で社会革命が必要だ!」(Against the global civil war, we need a social revolution in the world! by Some activists of CNT-AIT France)

原文掲載日:2021年5月13日

原文:http://cnt-ait.info/2021/05/13/civil-war/
著者:CNT-AITフランス

2021年5月12日、ガザの民間人が残虐な軍事攻撃を受けた。イスラエルでは耐え難いほどのリンチ殺人も行われており、私達はその光景を目の当たりにしている。

権力による人間性に対する犯罪によって民間人・女性・子供たちが虐殺されるのは、これが歴史上初めてではないし、ガザが世界で唯一の場所というわけでもない。現在起こっていることの例を挙げよう:

・公式の統計(FAO、国連食糧農業機関)によれば、世界で毎日2万5千人が餓死しており、その内1万人は子供たちである!
・コロンビアでは、4月28日以来、軍・警察・民兵団が社会的不公正に対して叛乱を起こしている人々を暗殺し、何の罰も受けていない。
・あらゆる「民主的国家」が見捨てたシリア北部のロジャヴァで、革命家達が、トルコ軍と大量殺戮を繰り返すイスラム原理主義者とに単独で立ち向かっている。
・イエメン、新疆ウイグル自治区、ビルマ、シリア、ベネズエラで、何百万もの民衆が強制退去させられたり、拷問されたり、虐殺されたりしているが、ほとんど知られていない。

こうした蛮行全てを永続させているのが国家と政治家である。国家も政治家も私達の苦しみから利益を得ている資本主義システムを支持しているのである。

ガザ地方で爆撃を受けた被害者との連帯を表明する大規模な運動は、権力が利用するあらゆるイデオロギー、つまりナショナリズムと宗教こそがこの殺人論理の支柱になっていることを忘れてはならない。この論理が人々を互いに殺しあうようにさせ、世界の指導者に利益をもたらしているのである。

香港からスーダンやアルジェリア、チリからフランスのイエローベストまで、民衆叛乱は世界を揺るがし、殺人的社会システムに対する世界規模の闘争に拡大している。現在のガザ住民との連帯は、こうした全ての民衆叛乱と共にあると表明すべきである。そうすることで、我々の連帯はより強く、より手ごわいものになるだろう。

ガザでも他の場所でも虐殺を防ぐことは、国や国境のない世界を求めて戦うことである。だからこそ、戦争に反対し、IDF(イスラエル国防軍)の制服着用を拒否しているイスラエルの友人に私達は敬意を表する。私達は、腐りきった国家に対して見事な闘争を主導しているコロンビアの同志達に敬意を表する。私達は、大量虐殺という蛮行と戦っているロジャヴァの友人達に敬意を表する。そして、もっと広く言えば、様々な場所で、いかなる譲歩もせずに平和と自由を擁護し、友愛を持って集まり、国境を超えて団結している人々皆に敬意を表するのである。

あらゆる軍隊を打倒しよう、あらゆる国家を打倒しよう!
ボゴタでもガザでも、権力は変わらない、闘争も変わらない
権力は人殺しだ!

CNT-AITフランスの活動家有志

Against the global civil war, we need a social revolution in the world!

http://cnt-ait.info/2021/05/13/civil-war/

Since May 12, 2021 the civilian population in Gaza has undergoing an
atrocious military aggression. We have seen also in Israel unbearable
lynching scenes.

It is neither the first time in History nor to the only place in the
world, that civilians, women and children, are slaughtered by a Power
guilty of crime against humanity. Right now for instance :

     According to official figures (FAO) 25,000 people, including 10,000
children, are dying of starvation each day!
     In Colombia, since April 28, the army, the police and paramilitary
bands assassinate impunity the people who revolts against social
injustice.
     In Rojava, the revolutionaries of North Syria, abandoned by all the
≪ democratic States ≫, go up alone against the Turkish army and the
genocidal Islamists.
     In Yemen, Xinjiang, Burma, Syria or Venezuela, populations are
displaced by millions, tortured or even slaughtered in almost general
indifference.

All these acts of barbarism are perpetrated by States and politicians
who support a capitalist system that is making its profit from our
sufferings.

The vast solidarity movement manifested with the victims of bombing in
the Gaza region should not forget that all the ideologies used by power,
namely nationalism and religions, are precisely the pillars of this
murderer logic, which pushes people to kill each others for the benefit
of the leaders of this world.

The current solidarity with the inhabitants of Gaza must register
alongside all the popular revolts that shake the planet, from Hong Kong
to Sudan or Algeria, from Chile to the yellow vests in France, and which
extend in a vast global struggle against a murderous social system. By
doing so, our solidarity will only be stronger and more formidable.

To prevent massacres in Gaza as elsewhere is to fight for a world
without country or borders. That is why we also salute our Israeli
friends who oppose the war and refuse to bring the uniform of IDF, we
salute our Colombian companions who lead an admirable struggle against
their corrupted state; We salute our friends in Rojava who fight against
genocidal barbarism, and more generaly we salute all those who,
everywhere, by defending without concession Peace and Freedom, meet
fraternally united across the borders.

Down with all armies, down with all states!

In Bogota or Gaza: same Power, same fight
POWER = MURDERER !


Some activists of CNT-AIT France